2024年9月12日
阪急阪神不動産株式会社
阪急阪神不動産株式会社(本社:大阪市北区、社長:福井康樹)は、オーストラリアの現地法人Hankyu Hanshin Properties Australia Pty Ltd(以下、「HHPAUS」)を通じて、オーストラリアで物流不動産の賃貸・開発事業(以下、「本事業」)に参画することにしましたので、お知らせいたします。
本事業は、HHPAUSが組成するファンド(以下、「本ファンド」)が、オーストラリアの4都市(シドニー・メルボルン・ブリスベン・パース)に所在する11か所の物流不動産(以下、「本物件」)の持分を取得し、ESR Group Limited※のオーストラリア現地法人(以下、「ESR現法」)等と共同で賃貸・開発事業を行うものです。なお、本ファンドにはHHPAUSのほか、株式会社商船三井、近鉄不動産株式会社の2社が出資を行う予定です。
※ 同社グループは、アジア・太平洋地域最大の運用資産残高(約22兆円)を誇り、先進的物流施設とデータセンター等を中心に不動産の開発、不動産ファンドの投資マネジメント、アセットマネジメント等の事業を展開しています。
また、HHPAUSは、本ファンドの組成・運用を行い、それを通じて運用資産である本物件の価値向上を図るとともに、本ファンドの投資マネジメント事業を提供することで、出資者のニーズにも応えてまいります。
当社では、2023年にHHPAUSを設立し、シドニーの複合施設「60 Margaret」を取得することでオーストラリアへの事業進出を図っておりますが、今後も引き続きオーストラリアにおける不動産事業の拡大を進めてまいります。
■本物件の概要
本物件は、賃貸物件と新規開発物件で構成される合計11物件(43棟)の物流不動産です。いずれもオーストラリアの各都市の物流適地に所在しているほか、床荷重や天井高等の仕様が優れており、その多くが空調や冷凍・冷蔵、自動化等の先進的な設備を備えていることから、安定的な賃貸需要が期待されます。
■本事業のスキーム
当社は、HHPAUSを通じて、本年7月31日に、オーストラリアにおいてLACP JI Trust(以下、「LACP JI」)を設立しました。
今後は、下図のとおり、HHPAUSのほか2社がLACP JIにそれぞれ増資を行い、本物件を保有するトラスト(不動産信託)の持分を取得することにしています。
■阪急阪神不動産の概要
■HHPAUSの概要
■商船三井の概要
■近鉄不動産の概要
以 上