Community development
大阪梅田ツインタワーズ・サウス
「品と質。その、頂へ。」をコンセプト
とする阪急阪神の住まい〈ジオ〉
創業以来、大阪梅田をはじめ、沿線を中心に、社会や時代の変化に対応しながら、さまざまな形でまちづくりに取り組んできました。
西宮北口エリア(兵庫県西宮市)においては、大規模商業施設「阪急西宮ガーデンズ」をはじめとした駅周辺の開発や良質な住まいの提供等を通じて、同エリアの価値向上に貢献する取組みを継続的に行っています。
また、2022年2月には、阪神百貨店(阪神梅田本店)が入居する大阪神ビルディングと新阪急ビルを1棟のビルに建て替え、当社グループの新たなフラッグシップビル「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」として全体竣工を迎えました。
当社グループでは、「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」に引き続き、うめきた2期地区開発プロジェクト「グラングリーン大阪」や「芝田1丁目計画」等の大規模開発事業をはじめ、大阪梅田エリアに保有する資産のリノベーション(建替え等)を連続的に行うことで、当社グループの最大の事業拠点である「大阪梅田エリア」が、国際的な競争力を高め、世界と関西をつなぐ「国際交流拠点」となることを目指しています。
また、千里中央エリア(大阪府豊中市)においても、営業終了予定のホテル跡地の有効活用を行うことで、より良いまちづくりに貢献すべく検討を進めるなど、引き続き、沿線の価値向上に向けたまちづくりに取り組んでいます。
大阪梅田エリアでは、既存ビル等の計画的なバリューアップに取り組むとともに、スタートアップの支援や協業・共創を積極的に行っています。
こうした施策を通じ、新産業創出につながるビジネスの拠点として、国際競争力の向上を図っています。
会員制コワーキングオフィス「FUTRWORKS(フューチャー・ワークス)」の運営
「FUTRWORKS」のコワーキングスペース
2014年より運営してきた会員制コワーキングオフィス「GVH#5」の機能を拡充し、2024年に「FUTRWORKS」として再スタートしました。
「FUTRWORKS」は、グローバルで活躍する国内外のスタートアップや世界中のデジタルノマドワーカーが集まるコワーキングスペースとして、異なる国籍・文化・価値観を持つ人々が国際性と多様性を尊重しながら、お互いに学び合い・成長し・成功するための環境を、様々なプレイヤーとの共創を通じて実現していきます。
関西の国際的なスタートアップ交流拠点としての「UMEDA」へ
「Startupbootcamp Scale Osaka」の様子(2019年)
また、2019年には、阪急電鉄(業務代行者:阪急阪神不動産)を含む日本企業7社が参画するアクセラレーションプログラム「Startupbootcamp Scale Osaka」が日本で初めて開催されました。
「Startupbootcamp」は、英国に拠点を置くベンチャー支援大手、Rainmaking(レインメイキング)グループが運営する欧州最大級のプログラムで、世界の有望なスタートアップを選抜し、育成の支援や実証実験、協業等を通じて、スタートアップの更なる成長を支援するものです。
プログラム期間中には世界中から選抜された海外スタートアップがGVH#5を拠点に日本企業との事業開発に取り組みました。
こうした取組みを積み重ね、海外の有望なスタートアップや世界中のスタートアップ・コミュニティとの結び付きが強まることを通じて、大阪・関西が国際的なスタートアップ・ハブへと成長することに貢献していきます。
共同実証事業「Open Network Lab Resi-Tech」に参画
さらに、2019 年度からは、「Open Network Lab Resi-Tech(レジテック)」に阪急阪神不動産が参画しています。これは、不動産関連のスタートアップを対象とした育成プログラムで、当社グループの事業と親和性の高いサービスを手がける有望なスタートアップ(不動産サービス、生活サービス、街開発等)の発掘や育成を行っていくものです。
2020年度には、アメリカのLeela AI Inc.とともに、画像診断技術を用いて商業施設内のトラブルや異常を瞬時に検知するAIの実証実験を行いました。この技術を実用化できれば、警備員が防犯カメラの映像を確認している現在の警備業務の効率化や、施設内で発生するトラブルの予防や拡大防止につながります。
このような取組みは事業に携わる現場の生の声を知ることができるため、協業先からも好評です。今後も、協業先とともにお互いの特長を活かしながら協業・共創に取り組み、新たな価値の提供につなげていきます。