建築系出身
社員座談会
Architecture Talk
建築という枠を超えて働く。
その喜びと可能性。
阪急阪神不動産には、建築系の学びを経て活躍している社員が多数います。
その中から5人の社員に、
仕事内容をはじめ、やりがいや今後の目標などについて聞きました。
(※所属部署・職務は取材当時)
- マンション事業部
事業推進グループ - 工学部卒 | 2014年入社
入社2年目に品質管理グループに配属され、どのようにして〈ジオ〉の『永住品質』ができているのかを知り、素晴らしい仕事をしているという自覚が芽生えました。
- マンション事業部
品質管理グループ - 生活環境学部卒 | 2017年入社
入社1年目にマンション販売業務に就き、接客や広報業務も行いました。お客さまがどのような住まいを求めているのかを知ることができ、目標が明確になりました。
- 用地開発部
用地開発グループ - 工学部卒 | 2012年入社
マンション販売部およびマンション事業推進部を経て用地開発部に配属されました。マンション事業の主要業務を一通り経験できていることを活かし、魅力的な〈ジオ〉の事業を企画したいと考えています。
- マンション事業部
事業推進グループ - 生活環境学部卒 | 2017年入社
マンション販売業務を経験し、マンション購入がいかに大きなことなのかを実感しました。この経験があるから、お客さまが本当に求めているものは何かを第一優先に考えることができています。
- マンション事業部
事業推進グループ
- 工芸科学研究科 造形工学専攻修了
| 2015年入社
この会社は常に『お客さまにとって魅力的か』をテーマにものづくりをしています。そんな素晴らしい環境で仕事をすることの喜びと、良い意味での緊張を感じます。
現在の仕事内容を教えてください。
私が所属する用地開発グループは、〈ジオ〉の土地を探し、その土地に相応しい企画を考えながら、いかに〈ジオ〉用地を取得するかを検討・交渉していく部署です。その後の事業を具体的に進めていくのが大原さん・北川さん・内田さんが所属する事業推進グループです。
マンション建設のために現場と調整を行うのが品質管理グループで、事業推進グループは事業全体のプロデュースをしているということです。
阪急阪神不動産には、安心・安全・快適な住まいを提供するために、長い歴史の中で培われてきた品質があります。私が所属する品質管理グループは、見える場所だけでなく、建物が完成してからでは見えなくなる部分まで、阪急阪神不動産が培ってきた〈ジオ〉の品質が守られているかをチェックしています。
建築に関することを学んで
阪急阪神不動産で働くことについて、
どのように感じていますか?
仕事では、マンションの図面や仕様のチェックだけではなく、事業スケジュール・コストの管理や近隣にお住まいの方との協議など、幅広い業務を行っています。そうした業務の中でも、建築を学んでいると、例えば図面を見て打ち合わせする際、内容の理解や、課題点の発見、改善策の検討などがしやすいため、これらの点においては有利だと思います。
もちろん、設計図の見方などは仕事をする中で習得できることですが、建築を学んだ人は基礎的な知識があるため、設計図を見てすぐに立体が想像できるなどメリットが多いと思います。
大学時代は意匠設計を学んでおり、友人の多くがゼネコン・組織設計事務所・ハウスメーカーに就職しました。もともと私は街づくりに興味があり、友人とは違った角度から街づくりをプロデュースできるデベロッパーに就職して良かったと感じています。入社してからマンション販売や品質管理などいろいろなことを経験している中で、住まいづくりと街づくりは切っても切れない関係にあり、自分のやりたいことに近づいていると実感しています。
デベロッパーは建築物を通じて事業を行う会社です。建築物を通じて、新しい事業を組み立てたり展開したりできるため、興味が尽きません。
就活の際、街づくりから建物内部の商品企画まで幅広く自社で決めることができるのがデベロッパーだと知り、「こんな素敵な会社があるなんて!」と感激しました。そのような会社で、すでに建築の基礎的な知識を持って働けるというのは、内田さんと北川さんがおっしゃったようにメリットが多く、良いことだらけです。
仕事で難しさを感じることは何ですか?
また、どんな時にやりがいを感じますか?
仕事は、ゼネコン・設計会社・広告代理店など外部企業と協働して進めます。各分野のプロフェッショナルと組むため、それぞれこだわる部分が異なります。良いマンションをつくるために、みんなの意見を取りまとめることに難しさを感じます。同時に、この部分にこそ事業推進のやりがいがあり、現在の私は「自分なりの推進の方法を身につけたい」と業務に励んでいます。
品質管理も同じで、〈ジオ〉の品質を守るためにゼネコンや設計会社などの協力会社と意見を出し合いながら住まいづくりをするため、多くの知識と経験の必要性を痛感しています。日々勉強しながら仕事に取り組んでいる中で、今は、課題を発見する度に、どのようにして乗り越えるかを考えて行動することにやりがいを感じます。
用地開発担当として難しさを感じるのは、〈ジオ〉を建てる土地そのものが減っていることと、それにより用地取得の競合状況が一層厳しくなっていることです。当社では阪急阪神のグループ力を活かしたビジネス展開を提案できることがひとつの強みであると思っています。それらを含めた企画・提案を考えている時や、その提案が相手に響いた時にはやりがいを感じます。
その話、用地購入の交渉時点ですでにビジネスの提案をしていると聞いて驚きました。グループ会社を巻き込んでの提案というのは、大きな戦力になりますね。
建築系出身の阪急阪神不動産社員として、
何を「開拓」したいと思いますか?
「開拓」というと、今までにないことに取り組んで新境地を拓くというイメージがあります。私たちのような若い世代の社員は新しいことに敏感ですから、この力を活かして、他社と差異化が図れるような意見をボトムアップで出していける環境を開拓したいと思っています。
私も、開拓というと新しいことに挑戦するイメージがあり、まさしく阪急阪神不動産のことだなと感じます。理由は、関西を基盤に事業を開拓してきた会社ですが、首都圏に進出したり、海外市場を開拓しようとしているからです。私自身も今、海外市場に興味があるので、会社の開拓に合わせて自分自身も視野を広げていきたいと思っています。
これまで実績のない新しいエリアでの用地取得や、多用途複合開発や複雑な用地取得スキームにもチャレンジしていきたいです。また、マンションだけでなくさまざまな用途の用地開拓にもチャレンジしたいと思っています。
建築を学んでいる学生さんに
メッセージをお願いします。
デベロッパーで仕事をする際、建築系の知識や技術はマストではありません。でも、建築を学んだということは、法規制やディテールなどへの抵抗感がないということだと思います。これはかなりの強みだと思います。
私もそう思います。建築の知識と技術を活かしながら多彩な仕事ができるのがデベロッパーで、予想外の経験ができる面白い仕事です。
一人ひとりの豊かな暮らしを思い描いてつくった建物が、何十年・何百年も残る。建築を学ぶということは、そんな素晴らしい知識と技術を持っているということ。その力をどのように活かしたいのかをよく考えることが大切だと思います。
建築業界といっても、幅は広く、職種や会社によって特性や業務内容はさまざまです。まずは、自分が何をしたいのかを突き詰めて考えることが大切ではないでしょうか。
私は、ゼミなどにおいて、課題に対して結論を出すまでの考えることのプロセスそのものが、社会人になってから活かされていると実感しています。就活に際しては、まわりに流されず「自分がどの業界で何をしたいのか」を納得いくまで考えるプロセスが大切だと思います。良い就活ができるように頑張ってください。