2023年10月31日
阪急阪神ホールディングス株式会社
阪急電鉄株式会社
阪急阪神不動産株式会社
株式会社阪急阪神ホテルズ
阪急阪神ホールディングスグループでは、2024年4月に、株式会社阪急阪神ホテルズの現在の事業スキーム(資産保有と運営を一体化して経営する方式)を抜本的に見直し、資産保有と経営・運営を分離する企業の組織再編を実施することで、同社をホテル事業の経営と運営に特化した会社とすることとしましたので、お知らせします。
当グループのホテル事業は、コロナ禍前から特に近畿圏において競合ホテルとの競争が激化するなど厳しい事業環境にありましたが、そうした中で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を大きく受けることとなりました。そして、その後もインバウンドの回復に時間を要するなど、厳しい事業環境が続くと見込まれたことから、同社では、会社を挙げて、「事業面」「人事面」「財務面」に係る抜本的な構造改革を推進することとし、その中で施設の老朽化の著しい大阪新阪急ホテルと千里阪急ホテルについては、これを機に順次営業を終了することとしました。
また、2022年度からは、ホテル事業を不動産セグメント傘下とし、両ホテル跡地の一層の高度利用を図って魅力的な開発に繋げていくなど、今後のまちづくりや複合開発等において、より一体となって強力に推進できる体制を整えました。
このような取組により、同社の事業競争力は着実に高まり、業績も改善してきていますが、今般、組織再編を行うことで、保有する資産(土地・建物)について、不動産事業を担う阪急電鉄株式会社と阪急阪神不動産株式会社に移管することとしました。これにより、同社は、ホテル事業の経営と運営に特化した会社となり、今後は、ブランド力やサービスレベルの向上などを通じ、ホテル事業の収益力や運営力を一層高め、競争力にさらに磨きをかけていくことといたします。
新たに生まれ変わった株式会社阪急阪神ホテルズは、この新しい体制のもと、これまで以上にお客様の思いに寄り添うホスピタリティを実践し、「満足、そして感動」を提供するために邁進してまいります。
なお、阪急阪神ホールディングスグループでは、上記のホテルの跡地等を活用して、現在グループを挙げて検討に取り組んでいる芝田1丁目計画をはじめ、今後もより良いまちづくりや魅力的な複合開発等を強力に推し進めてまいります。
以 上
ご参考
1.新ブランド「ホテル阪急グランレスパイア大阪」について
株式会社阪急阪神ホテルズは、阪急電鉄株式会社が参画するうめきた2期地区開発事業「グラングリーン大阪」の南街区賃貸棟・東棟5~28階において、新ブランド「ホテル阪急グランレスパイア大阪」(482室)を2024年度下期に開業する予定です。観光・レジャー目的の旅慣れた大人のインバウンドツーリストをメインターゲットにしており、都市の中で自然と安らぎを感じられる居心地や大人な上質さを備えたアップスケールホテルです。
2.芝田1丁目計画について
大阪新阪急ホテル・阪急ターミナルビルの建替、阪急三番街の全面改修などを通じて、複合機能拠点の開発を行う大規模プロジェクトです。
今般の組織再編により、株式会社阪急阪神ホテルズが保有する大阪新阪急ホテルの資産を阪急電鉄株式会社に移管し、本プロジェクトをより強力に推進していきます。