未来の提案

「ARS ELECTRONICA FESTIVAL 2017」を視察してきました。

LIVING STYLE 2025を探求する中で、新たなインスパイアを受けるべくプロジェクトメンバーでARS ELECTRONICA FESTIVAL 2017を視察してきました。今年は「-AI The Other I-」というテーマにおいて、AIと人の関係性を追求した様々な視点から捉えられた作品が出展されていました。
現地では、主にFuture Innovators Summit、出展作品、STARTS Prizeの3つのコンテンツを取材し、あらゆる視点から 議論を深めてきました。
また、アルスエレクトロニカとの提携企業向けに開催されているガイドツアー(主催:株式会社博報堂)にも参加し、活動出展作品などの解説を聞くことでさらに見識を深め、私どもと同様にアルスエレクトロニカと活動をしている企業様との交流の中で新しい気づきも得られました。
特にFuture Innovators Summitのディスカッションテーマにあった「Future Home」のワークショップを体験したことで、私どもが思い描く未来の集合住宅の方向性に自信を持つ事ができました。

以下に体験談を記載します。

Kimchi and Chips

Credit: Kimchi and Chips

Florian Voggeneder

Credit: Florian Voggeneder

Florian Voggeneder

Credit: Florian Voggeneder

体験談

ARS ELECTRONICA

AIをテーマとしつつも、単にAIを使った先端技術の展示ではなく、AIがもたらす将来への期待感と目に見えない不安を作品として目に見えるように、あるいは実体験できるよう工夫されていました。
作品を通して、西欧ではあくまでロボットを道具(手段)の一つとし、人の能力を超越しすぎた先には脅威となりうる可能性を持ち得るという捉え方をしているようにも感じました。一方で、AIBOにみられるようなロボットとの共生や愛着までも感じてしまうような日本の作品展示が印象的で、ロボットに対する考え方、距離感が西欧と日本では少し異なるように見受けられました。
また、心をとらえる、ついつい触ってしまう、立ち止まって体験したくなるような興味を惹かれる展示は複雑につくりこまれたものよりも、実はシンプルなものが多かったように思いました。
これらは未来の住まいを考えるうえで、ヒントにもなり得ると感じました。

  • Twitter
  • Facebook
  • LinkedIn
  • Pinterest