未来の集合住宅を考えるプロジェクトLIVING STYLE 2025住まいの未来

未来のライフスタイルを支える、
新たなサービスを構想・開発するプロジェクト

2025年、日本人の平均年齢は50歳になり日本の労働力が6000万人を下回ると言われています。また、総人口に占める高齢者の割合が約3割に、単独世帯が1800万世帯になり、我が国の社会情勢に大きな変化が起こり、我々の生活にも大きな影響をおよぼすと言われています。さらに、AI(人工知能)の進化や、IoTなどの台頭が「ライフスタイル」の変化を加速させることになると予想されています。(※)
阪急阪神不動産は、住まいに関する幅広いサービスの提供を行ってまいりましたが、これから起きる大きなライフスタイルの変化を支える新たなサービスが必要になると考え、未来における「新しいライフスタイル」を構想・開発するプロジェクト「LIVING STYLE 2025 住まいの未来」を立ち上げました。

※博報堂生活総合研究所 調べ

世界最高峰のコミュニケーション・インタラクション研究・開発機関
「アルスエレクトロニカ」から得た知見をもとに新しいライフスタイルを構想

「今後、生活環境が大きく変化する未来においても、人々は集まって住むのだろうか?」
この問いをスタートに、未来に通用する住まいの在り方を示し実現していくために、
プロジェクトの第一歩として世界的なクリエイティブ機関「アルスエレクトロニカ(ArsElectronica)」と
ワークショップを実施し未来への洞察を深めました。
また、彼らからのインスピレーションに加え今後は、富士通デザイン株式会社との共創で、
未来のヒト・住まい・街が求めるであろう価値をデベロッパーとして独自に探求し、
未来の住まい像を提案してまいります。

アルスエレクトロニカとは

ARS ELECTINICA
アルスエレクトロニカ・センター

Photo: Nicolas Ferrando, Lois Lammerhuber /アルスエレクトロニカ・センター

オーストリア・リンツ市を拠点に、過去35年以上に渡り、「先端テクノロジーがもたらす新しい創造性と社会の未来像」を提案し続けている世界的なクリエイティブ機関です。「アルスエレクトロニカ・フェスティバル」を通し、クリエイター、アーティスト、技術者、科学者たちの世界規模のクリエイティブ・コミュニティを形成してきました。またR&D部門の「アルスエレクトロニカ・フューチャーラボ」は先端テクノロジーが持つ可能性を、新しい商品や未来コンセプトモデル開発、新しいエンターテインメント(感動体験)として創り上げる世界最高峰の技術を有しており、地域再生にとどまらず、通信、自動車、家電、公共施設、商業施設等、様々な領域におけるイノベーションに貢献しています。欧州企業だけでなく、日本企業との協働プロジェクトも多く手がけています。

2018
7/7-8
住まいに関する大型イベント
「阪急阪神LIVINGフェス 2018」にてコンセプトを展示しました。

2018年7月7日、8日に阪急百貨店うめだ本店にて開催された、住まいに関する大型イベント「阪急阪神LIVINGフェス 2018」にて、「LIVING STYLE 2025住まいの未来」のコンセプト「一棟まるごとHOMEな集合住宅 not HOUSE , but HOME」を展示しました。
今回の展示では、次の3つのキーワードに基づいたユニークな住まいの形をご提案しました。

「阪急阪神LIVINGフェス 2018」 LIVING STYLE 2025 展示スペース

「阪急阪神LIVINGフェス 2018」
LIVING STYLE 2025 展示スペース

1.SHARING[開かれた集合住宅]
2.AGING[変化し続ける集合住宅]
3.FEELING[五感に響く集合住宅]

まず、1.SHARING[開かれた集合住宅]では、集合住宅の住民同士でモノ・スキル・空間をシェアする試作中のアプリをご体感いただきました。
次に、2.AGING[変化し続ける集合住宅]と3.FEELING[五感に響く集合住宅]に関しては、それぞれ3種類の集合住宅を提案し、来場者の皆様には最も好ましい集合住宅を投票していただきました。
なお、「阪急阪神LIVINGフェス 2018」の模様は「阪急阪神すまいのコンシェル イベントレポート」に掲載していますので、ぜひご覧ください。
当日ご覧いただいた、本コンセプトに対する建築家 隈研吾氏のコメントは後日、本サイトにて紹介予定です。

阪急阪神LIVINGフェス 2018のレポートはこちら
http://8984.jp/column/eventreport/event180707-02/

2018
6/21
コンセプトを確立しました。
「一棟まるごとHOMEな集合住宅」not HOUSE, but HOME

2025年の集合住宅の在り方を考える上で、私たちは住まいと暮らしを取り巻く大きな社会変化として、女性の社会進出、高齢者の単身世帯増加、職住近接・テレワークの浸透、シェアリングエコノミーの浸透、AIやロボットの日常生活への浸透といった社会課題に着目しました。
次に、そこから発生するニーズや問題を抽出して『時間をうむ、つくる集合住宅とは?』というクリエイティブ・クエスチョン(新しい可能性を探るための問い)を策定しました。これを基にワークショップや議論を重ね、コンセプトを導き出しました。
そのコンセプトが 『 一棟まるごとHOMEな集合住宅 not HOUSE, but HOME 』です。

一棟まるごとHOMEな集合住宅
一棟まるごとHOMEな集合住宅

「テクノロジーを活用して心地よさを追求した暮らし」と、「地域と居住者同士の心地よい関係が保たれた暮らし」。
2つの住まい方が相乗効果を生み出し、単に住むだけの“HOUSE”から、心がほっと安らぐ“HOME”としての住まいにしていきます。

それは、エントランスに足を踏み入れただけで「帰ってきた」と心が落ち着く、自室ではなくとも我が家を感じることのできる集合住宅です。

“住まいの未来”と聞くと、モノのインターネット化と呼ばれる「IoT」を駆使し、自動化されたスマートハウスなどを連想しがちですが、私たちは単なる効率性の追求ではなく、2025年にそれでも人が集う意味を議論し続け、その結果たどりついたのが、この『 一棟まるごとHOMEな集合住宅 not HOUSE, but HOME 』なのです。

個人のライフスタイルに寄り添いながら、人と人が自然に交わり助け合えるような住まい、それこそが未来に求められる集合住宅ではないかと私たちは考えています。

これまでの専有部・共用部という単なる空間の仕切り方だけに捉われず、周辺地域まで広げて人が関わり合える仕組みを構築することで、誰にとっても心地よいコミュニティがそこにある、そんな集合住宅の実現を目指していきます。

2017
9/7-11
「ARS ELECTRONICA FESTIVAL 2017」を
視察してきました。

LIVING STYLE 2025を探求する中で、新たなインスパイアを受けるべくプロジェクトメンバーでARS ELECTRONICA FESTIVAL 2017を
視察してきました。
今年は「-AI The Other I-」というテーマにおいて、AIと人の関係性を追求した様々な視点から捉えられた作品が出展されていました。
現地では、主にFuture Innovators Summit、出展作品、STARTS Prizeの3つのコンテンツを取材し、あらゆる視点から 議論を深めてきました。
また、アルスエレクトロニカとの提携企業向けに開催されているガイドツアー(主催:株式会社博報堂)にも参加し、活動出展作品などの解説を聞くことでさらに見識を深め、私どもと同様にアルスエレクトロニカと活動をしている企業様との交流の中で新しい気づきも得られました。
特にFuture Innovators Summitのディスカッションテーマにあった「Future Home」のワークショップを体験したことで、私どもが思い描く未来の集合住宅の方向性に自信を持つ事ができました。

以下に体験談を記載します。

ワークショップ

Credit: Kimchi and Chips

ワークショップ

Credit: Florian Voggeneder

ワークショップ

Credit: Florian Voggeneder

体験談

ARS ELECTRONICA FESTIVAL 2017 ポスター

AIをテーマとしつつも、単にAIを使った先端技術の展示ではなく、AIがもたらす将来への期待感と目に見えない不安を作品として目に見えるように、あるいは実体験できるよう工夫されていました。
作品を通して、西欧ではあくまでロボットを道具(手段)の一つとし、人の能力を超越しすぎた先には脅威となりうる可能性を持ち得るという捉え方をしているようにも感じました。一方で、AIBOにみられるようなロボットとの共生や愛着までも感じてしまうような日本の作品展示が印象的で、ロボットに対する考え方、距離感が西欧と日本では少し異なるように見受けられました。
また、心をとらえる、ついつい触ってしまう、立ち止まって体験したくなるような興味を惹かれる展示は複雑につくりこまれたものよりも、実はシンプルなものが多かったように思いました。
これらは未来の住まいを考えるうえで、ヒントにもなり得ると感じました。

2017
7/10-11
アルスエレクトロニカと住まいの未来を考える
ワークショップを実施しました。

2025年の集合住宅の在り方を構想・開発する為に、総勢13名でアルスエレクトロニカがあるオーストリアのリンツを訪問しました。日本でのワークショップを経て、7月10~11日の2日間アルスエレクトロニカセンターの見学など、アルスエレクトロニカの未来へ向けた姿勢を現地で体感することでインスピレーションを高めて、社会的使命を言語化していくワークショップを実施しました。現地でのフィールドワークで五感を活かし、見て感じる事、聴いて感じる事、触れて感じる事など、あらゆる物事からインスピレーションを受け、これらの体験から未来起点で発想する視点を身につけることができました。

ワークショップ
ワークショップ
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